現在、多くの家庭の浴槽には「追い焚き機能」が備わっています。
この機能を使えば、冷めてしまったお湯を再び温め直すことが可能です。
このような便利な機能は広く利用されていますが、追加加熱中にお風呂に入ったり、シャワーを使ったりしても安全なのか、こちらでくわしくご説明いたします。
追い炊き中の入浴とシャワー使用について
追い炊き中も安心して入浴可能
追い炊き機能が作動している間の入浴は基本的に可能です。
ただし、ご使用の給湯器の取扱説明書で別の指示がある場合は、その指示に従う必要があります。
特別な注意が必要なケースを除き、追い炊き中にお風呂に入ることに制限はありません。
「追い炊きしながらの入浴」も問題なく行えます。
初めてお湯を満たす際(全自動システムの場合など)には入浴できないことがありますが、
追い炊き中は加熱している最中でも入浴が可能ですので、ご安心ください。
シャワーの使用にも影響なし
追い炊き機能が動いている間も、
シャワーや台所のお湯など他の用途での水使用に影響はありません。
追い炊きが原因でシャワーの水圧が低下することはありませんので、
通常通り使用することができます。
全自動でお湯を満たす場合には、
シャワーの水圧が下がったり温度が変わることが給湯器によってはあるかもしれませんが、
追い炊き中はほとんど影響がないため、
そのまま使用を続けることができます。
追い炊き時の入浴で注意すべきポイント
追い炊き機能を利用している間にお風呂に入ることは可能ですが、いくつか留意すべき点があります。通常の入浴とは異なるため、以下の点に気をつけてください。
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水温の確認が重要
追い炊きを開始してすぐのお風呂の水温はすぐには上がらないため、完全に暖まるまで数分から30分程度を要することがあります。追い炊き直後に入浴すると水温が低く、寒さを感じることがあるため、適切な温度になるまで待つことをお勧めします。 -
安全対策を忘れずに
追い炊き中は浴槽の噴出口付近が特に熱くなりがちです。大人は自然と注意しますが、小さな子どもがいる場合は特に注意が必要です。子どもを安全に保つためにも、追い炊き中の入浴は避けた方が良いでしょう。 -
お湯をかき混ぜると良い
追い炊き中に入浴する場合は、浴槽の水をかき混ぜることで水温が均一になりやすく、より快適に温まることができます。動いている間に水をかき混ぜると、暖かい水と冷たい水が効果的に混ざり合います。
これらのポイントに注意して、追い炊き中でも安全かつ快適に入浴をお楽しみください。
追い炊き中の入浴を中断しても問題なし
追い炊きが完了していない状態でお風呂から上がることに問題はありません。
追い炊き開始後に十分暖まったと感じれば、完了前に上がっても大丈夫です。
追い炊きは設定温度に達すると自動で終了するので、
途中で出ても安全ですし、何ら悪影響は生じません。
また、経済的な観点から途中で追い炊きを停止する選択も可能です。
まとめ:追い炊き中の入浴
追い炊き機能が作動中でも、
お風呂に入ること自体には特に問題はありません。
ただし、噴出口などが熱くなることがありますので、注意が必要です。
また、追い炊き中にお風呂から出たり、シャワーや台所のお湯を利用したりしても、特に問題は生じません。
これらの行動は追い炊き機能に影響を及ぼすことなく、実施可能です。