公務員の給与支払日について知っておきたいこと

公務員の給料日が土日や祝日にあたるときの対応について

公務員の給料日が週末や祝日と重なる場合、いつ給料が振り込まれるか気になりますよね。

そんなとき、給料の支給日はどう変わるのでしょうか。

国家公務員の場合の対応

もし国家公務員の給料日が土曜や日曜に設定されていたら、その週の金曜日に給料が支給されます。

祝日の場合も、給料日は翌平日にずれます。例えば、2024年のカレンダーを見てみると：

• 6月16日（日曜）の給料は6月14日（金曜）に振り込まれます。
• 7月17日（水曜、祝日）は7月18日（木曜）に振り込まれます。
• 9月16日（月曜、祝日）は9月17日（火曜）に振り込まれます。

このように調整されるため、給料は15日より早くも、18日より遅くもなることはありません。

地方公務員の給料日の取り扱い

地方公務員の場合は、それぞれの自治体によってルールが異なりますが、一般的に給料日が平日になるよう調整されます。

多くの場合、給料日の直前の平日に給料が支給されることが多いですね。

これは、職員がスムーズに生活計画を立てられるように配慮してのことです。

このように、公務員の給料日が週末や祝日にあたるときも、安心して計画を立てることができるようしっかりと対応がされています。

公務員の給与における特別な支払い制度と残業手当のタイミングについて

公務員の給与体系には、月の半ばにその月の給料が支給される前払い制度が存在しています。

たとえば、4月の給料が4月中旬に支払われるわけですね。

この制度は国家公務員では人事院の規則に基づいていて、地方公務員の間でも広く採用されています。

新しく職員として採用された方々には、この制度が少し驚きかもしれません。

例えば、4月1日に職務を開始した新入職員の場合、4月中旬にはすでに1か月分の給料を受け取ることになるのです。

ただし、残業手当はこの前払い制度には含まれません。

実際に働いた時間に基づき計算されるため、残業手当は通常、翌月の給料日に支給されます。

たとえば、4月の残業手当は5月中旬に、そして5月の基本給も同じく5月中旬に支給されます。

また、年に二回支給される期末手当（ボーナス）についても覚えておくと良いでしょう。

6月期末手当は6月30日に、12月期末手当は12月10日に支給されます。

これらの日が週末や祝日に当たる場合は、その前の平日に支給されることが一般的です。

新採用公務員が押さえておきたい給与の要点

新たに公務員として働き始める皆さんに、給与に関するいくつかのポイントをご紹介します。

1. 初任給の決定
   • 初任給は学歴や職歴に基づいて決定されます。
   • 民間企業での勤務経験も考慮されることがあります。
   • 特定の資格を持っていると加算されることもあります。
2. 給与明細のチェック方法
   • 給与明細は多くの自治体でデジタル化されており、庁内システムを通じて確認できます。
   • 各種控除の詳細にも注意してください。
3. 給与口座の設定
   • 特定の金融機関で口座を開設する必要がある場合があります。
   • 一部の自治体では複数の口座を登録することが可能です。
   • 引越しなどで口座を変更する際は、速やかに手続きを行いましょう。

4月は人事異動や昇給が行われることが多く、給与額が変更される可能性があります。

新しい年度のスタートに当たり、これらの点をしっかりと確認して、問題なく過ごせるようにしましょう。